ぺんぎん村での日々

イラスト・写真・ゲームを中心とした日々

「やる気が出ない」は問題ない!やるべきことを「すぐやる」ための簡単な方法

やらなくてはならない勉強や仕事。

「やればできる」と自分では思っているが、なかなか実行できない。

実は、「やればできる」という言葉でかえって

「本気」が出せなくなっているのである。 

すぐやる! 「行動力」を高める“科学的な”方法

すぐやる! 「行動力」を高める“科学的な”方法

 

『すぐやる!「行動力」を高める“科学的な”方法』
を読んだので、その概要と感想をまとめておきます。

 

 

どんな本?

「やればできることをすぐやる」ための本。


リハビリの専門職である作業療法士の著者(菅原洋平氏)が、
人間の脳や体の仕組みから「すぐやる」ための方法を紹介する本である。

やるべきことにすぐ取り掛かるため、
8つのポイントからやる気や忙しさとは関係のない脳の仕組みに沿ったシンプルな方法を示す。

 

本の構成と各ポイント

「すぐやる人」に共通するたった一つの習慣とは?

→睡眠をしっかりとる。
脳がしっかり働くためには睡眠が不可欠。
脳が働きやすくなるようにしっかり睡眠をとることが大前提。

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1.「やるべきこと」にすぐ手をつけるコツ

→やってはいけないことは見ない。

2.「ひとつのこと」を終えたあと、「次」にスムーズにとりかかるには?

→次の作業にちょっとだけ手をつけておく

3.すぐやる集団、すぐやらない集団……「すぐやらない」は伝染する!?

→すぐやる人の行動を真似する

4.「脳が勝手にやる気になる」言葉の使い方

→自分が体験したことを、言葉(経験的な言語)にして話す

5.「やればできる」という言葉でかえって「本気」が出せなくなっていた

→自分の現状ととかけ離れた状況を考えて「やればできる」と思ってしまうことは、
脳に嘘をついていることであり罪悪感を生み出す。
自分ができるレベルを具体的に理解し、現実にできていないことは過剰に脳に要求しないこと。できていないことを「できるはず」と過度に期待させないことが重要。

6.「すぐやるスイッチ」をすぐ入れる簡単な方法

→自分の思考を規定する「メンタル文法」(自分のモチベーションの源泉になる状態+すぐやる)を使う。
たとえば、「人のため」ならすぐやるなど。

7.行動力が劇的に上がる「触る力」活用法

→脳が感覚から十分な情報を得ることが重要。特に常に働いている触覚に意識を向けること。

8.「なんとなくいつもネガティブ」の原因は、「脳の慢性疲労」にありました

→やるべきことをやるためには、無駄にエネルギーを消耗させないことが重要である。
「何も考えずできること」はルーチン化する、また、「やらなくて困らないこと」は、やらない。

 

簡単にできる「すぐやる」方法

それは、「スモールステップ」と呼ばれる方法である。

そもそも人間の脳は、急激な変化にうまく対応できない。
全く今まで勉強していなかった人が、
「急に明日から10時間勉強する」
なんて非常に難しいのである。

 

ではどうするか。
めちゃくちゃ簡単で具体的な課題から始めるのである。

 

例えば、受験勉強の場合なら、
「とりあえずノートと今日勉強する参考書のページを開ける」
からスタートするのである。
開けるだけなら、疲れていてもできるだろう。

 

これが毎日できるようになったら、
徐々にレベルを上げていく。
「今日の日づけをノートに書く」
「参考書の該当ページを1分読む」
「今日の目標をノートに書く」
など、徐々に確実にできることを増やしていけば、
脳に負担をかけずに効率よく学習できる。

 

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気になったことー「科学的」なのか?

この本には、出典や参考文献がない。

たとえば、「情動」について、
この本では1章で出てくるが出典がない。

この「情動」という考え方は、
おそらく脳神経学の研究者アントニオ・ダマシオが提唱したものであり、
著書の「Descartes’ Error: Emotion, Reason, and the Human Brain」などで出てくる
「ソマティック・マーカー仮説」
(意思決定において情動的な身体反応が重要な信号を提供するという仮説、
もっと簡単に言うと、しっかり考えて選択する前に、無自覚のレベルですでに選択が開始されており、情動がこの無自覚の選択において重要な働きをしているという仮説)
を説明する際に必要な概念である。

デカルトの誤り 情動、理性、人間の脳 (ちくま学芸文庫)

デカルトの誤り 情動、理性、人間の脳 (ちくま学芸文庫)

 

 

出典が無ければ、
本当に主張を支えるデータはあるのか?
などの検証が出来ない。

この本は、作業療法士としての経験を一般化して述べている。
しかし、それが本当に妥当かどうかは分からない
少なくとも「科学的」には検証できていない。


といったものの、
提案されている内容がそんなに難しいことではなく、
簡単に取り組めることなので、
とりあえずやってみて、
自分にとって上手くいけばそれを習慣化すれば良いと思う。

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