ぺんぎん村での日々

イラスト・写真・ゲームを中心とした日々

『ICO』『ワンダと巨像』『人喰いの大鷲トリコ』上田文人氏のゲームに対する考えについて

最近、『ワンダと巨像』『人喰いの大鷲トリコ』と
上田文人さんが制作に携わったゲームをやっています。

f:id:drawdraw:20181021112353j:plain

 

f:id:drawdraw:20181021112357j:plain

 

過去にクリアしたゲームではあるのですが、
ふと、あの作品の世界に浸りたいという感覚が生まれるのです。


そういうゲームがどのようにして作られているのかを、
『人喰いの大鷲トリコ 初回限定版』スペシャルブックレット
『Fumito Ueda Material Book』
を通して考えてみます。

f:id:drawdraw:20181021112530j:plain

 

 

 

どんな本?


『Fumito Ueda Material Book』は、
ICO』『ワンダと巨像』に続く『人喰いの大鷲トリコ』がどのようにつくられたかを、
ゲームデザイナーである上田文人さんが影響を受けた “マテリアル”を通してみていく本。

 

以下の3つのパートからなる。

上田文人をつくった、30のモノ。
上田文人さんが影響を受けたカルチャーやゲーム制作を支えたアイテムの紹介)

上田文人の7年間。
(『人喰いの大鷲トリコ』ができるまでの7年について)

・『人喰いの大鷲トリコ』設定資料集。
(ラフスケッチや絵コンテなど)

 

 

ポイントは?


一言でいうと
「映画やマンガではできない表現を考えて、
自分が体験したいゲームを作りました
ということ。

 

「こういう世界を体験したい、その臨場感を味わいたいという欲求があるんですよね」


「僕自身、ゲームの中のリソースを細かくマネージメントして楽しむような複雑なゲームはあまりやらなくなっていて、『トリコ』もそういった面倒な部分を極力なくして臨場感が味わえないかな、というところからスタートしているんです」


「ゲームでしか体験できないことは何か、それに明確な答えは持ち合わせていませんが、表現しようとする時は常に“ゲームにしかできない表現になっているか”は意識して、確かめながらやっています」

 

「ゲームでしか体験できないことは何か」
この問いを持ちながら上田さんのゲームをするのも面白いと思う。

 

 

感想など思ったこと

 

上田文人をつくった、30のモノ。」という章では、
上田文人さんが影響を受けたカルチャーやゲーム制作を支えたアイテムの紹介している。

 

そこでは、コクヨの鉛筆シャープ、シュライヒのフィギュア、『AKIRA』など様々なものが挙げられている。
挙げられているものを分類すると、

 

道具系:コクヨの鉛筆シャープ、コピー用紙、ストップウォッチ、MacBook Airなど

作品:風の谷のナウシカブレイキング・バッドネバーエンディング・ストーリーなど

食べ物:お好み焼き・もんじゃ焼き、缶コーヒーなど

乗り物:ヴィンテージバイク、ベスパなど

空間:釣堀衆楽園、空から見るスカイツリーシネコンなど


のように大別される。

 

この本での紹介方法は、
見開き2ページにわたって1つのマテリアルを紹介している。
右側のページには、大きい写真を一枚とその下に簡単な説明があり、
左側のページには、上田さんにとってどういうものかを360文字程度で解説している。

 

30のマテリアルにどんなものがあるのか、目次となるページはない。
マテリアルを紹介する順番も、私が見る限りでは、規則性があるようには思えない。
次のページを見るまで、何が出るか分からないのだ。
どんなものが紹介されるのか、予想しながら楽しんでほしいというメッセージなのかなと感じた。

 

また、上田さんにとってどういうものであるかという解説の中で
印象に残った解説は、
「CMサントリーウイスキーローヤルランボオ編」と「ネバーエンディング・ストーリー」の解説だ。

 

上田さんは、映画やゲームなどのポスター、ビジュアル、トレイラーを見て、そこから内容を想像してアイデアを広げることがあるそうだ。
「実際に体験することも大事なことですが、想像することも同じくらい大事なことなのだと思います」とコメントしている。

 

このコメントを見て、アインシュタインの名言を思い出した。

 

Imagination is more important than knowledge.
Knowledge is limited.
Imagination encircles the world.


想像力は、知識よりも重要だ。
知識には限界がある。
想像力は、世界を包み込む。

 

自分の感覚を大切にしている人なんだと感じた。

 

 

おすすめ記事

【おすすめ】『ゼルダの伝説名作ランキング』を作ってみた - ぺんぎん村での日々

【かわいい】ミファーの画像集・スクリーンショット集【ゼルダの伝説ブレスオブザワイルド】 - ぺんぎん村での日々

【名曲】「ゼルダの伝説 時のオカリナ」のおすすめBGMを選んでみた - ぺんぎん村での日々

任天堂の日に発売されたゲームを振り返ってみた - ぺんぎん村での日々

【考察】なぜ、ゼルダの伝説 時の「オカリナ」なのか?リコーダーではダメなのか? - ぺんぎん村での日々

 

 

スポンサードリンク