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【読書感想】文明病からの脱却 最高の体調(鈴木祐)を読んで

最高の体調 ~進化医学のアプローチで、過去最高のコンディションを実現する方法~

を読みました。

 

最高の体調 ~進化医学のアプローチで、過去最高のコンディションを実現する方法~ (ACTIVE HEALTH 001)

最高の体調 ~進化医学のアプローチで、過去最高のコンディションを実現する方法~ (ACTIVE HEALTH 001)

 

 

進化医学の観点から現代の生活を整理すると、

面白い仮説が様々見出せる。

 

 

 

この本の問題意識は何か

あなたの日々の不満や不調を根こそぎ解決し、
あなたが生まれ持つ最大のパフォーマンスを引き出すお手伝いをすること。
うつ病、肥満、散漫な集中力、慢性的な疲労、やる気が出ない、不眠などなど。


一見、ばらばらに見える不調は、

本質的には同じ問題「文明病」によって引き起こされる。

 

 

その問題を解決する方法は何か

文明病は、遺伝と環境のミスマッチによって引き起こされる。
そもそも、700万年前に現在の人類の基礎が形成され始め、
そこから長らく狩猟採集生活をしていた。
狩猟採集生活の中で、最大のパフォーマンスができるように、
ヒトは進化してきた。
ところが、約1~2万年前に農耕生活が始まり、
今までの狩猟採集生活とは、異なる生活となった。

 

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狩猟採集生活に最適化された遺伝と新しく始まった農耕生活や現代の生活環境。
そこには、大きなミスマッチが生じ、
うつ病、肥満、散漫な集中力、慢性的な疲労、やる気が出ない、不眠などの文明病を引き起こす。

 

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このミスマッチは、
大きく分けて、炎症と不安によって引き起こされる。

炎症の対処法については、
「腸」「環境」「ストレス」
不安の対処法については、
「価値」「死」「遊び」
に注目して整理する。

具体的にとるべき行動としては、
まずは、体調の改善。狩猟採集民の食事に変える。
次に、運動。ウォーキングと筋トレをスタート。
続いて、メンタルの改善。進化論の考え方を活かす。

 


自分はこの本から何を学んだか

炎症の対処法

 

「腸」
人間の腸は、栄養を体内に取り込むだけでなく、
外敵が体内に入り込むのを防ぐという役割を持つ
腸内細菌の働きが活発になるように、
・抗菌物質をむやみに使わない
・納豆、ヨーグルト、キムチなどの発酵食品を1日50g程度食べる
ことなどが重要。

 

「環境」
古代の人々と現代の人々との周りの環境の大きな違いは、
「自然」と「友人」である。
自然の中で生活していた古代の人々は、
家族や顔見知りから構成される小さな集団の中で生きていた。
そのような生活の中では、
見知らぬ人とうまく人間関係を築く必要がない。
つまり、そもそも人間の脳は見知らぬ人と
うまく人間関係をつくり上げるように設計されていない。

 

現代を生きる人にできることは、

 

自然に関しては、
・デジタルでもいいので自然を増やす
(PCの壁紙を山や海など自然豊かなものにする、自然音を聞く、大自然の動画を見るなど)
・観葉植物を目に付くところに置く
・2日に1回は公園など自然の中で10分間過ごす
ことなどが挙げられる。

 

友人に関しては、
・200時間ほどコミュニケーションすれば深い仲になれる
・他者に信頼感を与えるために「セルフディスクロージャー」を行う
ことなどが挙げられる。


「ストレス」
ヒトは、短期的に終わる急性のストレスを回避するのは得意である。
それは、森やサバンナなどの環境の中で、
外敵から身を守るなど緊急の危機に対応するように、進化してきたためである。

一方、現代で特徴的な慢性的なストレスに立ち向かうようには設計されていない。
慢性的なストレスの根本的な解決のためには、
現代人に不足している「睡眠」と「運動」を補う必要がある。


良質な「睡眠」をとるために、
日中に太陽の光を浴びる時間をできるだけ増やし、
夜には室内の照明を限界まで暗くすることが有効である。
「運動」としては、
週に2~3回のペースで12分以上の早歩き(時速6km以上)を行うのが最低ライン。

 


不安の対処法

「価値」
狩猟採集生活を送っていた古代人は、
その日1日を生きることが重要であるため、
先行きの不安は生じない。
しかし、狩猟採集生活をやめ、農耕生活を始めた人間は、
遠くの未来のことも考えなくてはならなくなり、
先の見えない不安と戦うことになった。
この問題を解決するためには、
「未来を今に近づけること」が重要。


未来との心理的距離が近いものほど不安に強く、
現在の決定が未来に及ぼす影響を実感できるようになる。
現在の決定が未来に及ぼす影響を大きくするためには、
自分が大事だと思う価値観を明確にすることで、
現在と未来にはっきりとしたつながりを見出すことが重要になる。

 

人間は以下の4つの価値観に幸福を感じやすい。
・人生を自由にコントロールできること
・仕事や人間関係に多彩さがあること
・人生のタスクに適度な難しさがあること
・他者に貢献できていること

 

「死」
単に生の有限さを思うことで、
本当に良い生き方を選べるかというとそうではない。

死の不安をできるだけ減らすためには、
「畏怖」の感情をもつこと、そして自分を「観察」することが有効である

 

「畏怖」とは、自分の理解を超えるような対象に触れた際に起こる、心の底から湧き上がる感嘆である。圧倒的な大自然や自分の世界観に衝撃を与えるようなアートなどにできるだけ触れるようにする。


「観察」では、「その時の感情を自覚している」「常に自覚的に作業を行う」「今の状況に集中できる」など目の前のことにマインドフルになり、今の時間を生きるようにする。

 

「遊び」
現代人の生活は、ルールが不明確で、
自分がとった行動にフィードバックがすぐに来ることは少ない。
そのため、未来に不安を感じやすくなる。


現代人が「遊び」を取り戻すためには、
価値に基づいたプロジェクトを決定し、
ルールを設定し、
自分にフィードバックを与えればいい。
遊び化の目的は、遠くなった未来を現在に近づけることである。

 

 

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 があり、どちらも面白い。

 

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