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『赤道上で体重が軽くなる!?』【フェルミ推定】解説付き練習問題1

昨日(2019年4月19日)、NHKチコちゃんに叱られる!』という番組の中で、「赤道上で体重が軽くなる」という話が出た。

www4.nhk.or.jp


赤道に移動するだけで、体重が軽くなるというのだ。その理由は、地球の自転による遠心力であり、体重60kgの人の場合、150g程度軽くなると述べていた。本当にそうなるのか、フェルミ推定でその理由とその値を確認してみた。

 

以下が、推定の内容。

 

仮定として
・地球は球体
・地球は等速で自転している
とする。

 

赤道上での遠心力を求めるためには、「地球の大きさ(半径)」と「地球の自転の速さ」を求めればよい。(説明のため、地軸が垂直になるように地球を見ている)

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まず、地球の大きさを推定する。

「光は1秒間で地球7周半」と覚えておくと、
光は30万km/sなので
地球の円周は、4万km(4×10^7m)
地球の直径は、円周を円周率で割って、1.3万km
よって地球の半径は、6400km(6.4×10^6m)

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これで地球の半径は求まった。

 

次に、地球の自転の速さを求める。
自転の速さは、(地球の円周)/(一周にかかる時間)である。

地球は自転によって、24時間(24×3600秒)で一周する。
先ほど計算したように、地球の円周は4万kmである。
自転によって24時間で1周、つまり4万km動くわけだから
自転の速さは、(地球の円周)/(一周にかかる時間)
したがって、地球の自転の速さは、460m/sとなる。

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以上から、計算をすると、質量60kgの場合、遠心力のない北極や南極と比べて、200g程度(質量の約3%)軽くなる。

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おおよそ計算値と『チコちゃんに叱られる!』で述べられていた値は等しいといえる。

ちなみに、日本にいる場合は以下の通りである。

 

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なお、体重が軽くなる要因として、遠心力の他にも、地球からの引力の大きさもある。万有引力の法則から、地球の重心との距離の二乗にしたがって小さくなる。地球は完全な球体でないので、正確に計測しようと思えば、そういったことも考慮しないといけない。

 

フェルミ推定おすすめ本

文庫 フェルミ推定力養成ドリル (草思社文庫 ワ 1-1)

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物理がわかる実例計算101選 (ブルーバックス)

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ひろゆき(西村博之) 最新刊までのおすすめ本をまとめてみた

2016年ごろから、ひろゆき氏のネット配信を見ている。

ベーシックインカムを実現するにはどうしたらいいか会議」

ベーシックインカムを実現するにはどうしたらいいか会議 第1回 - YouTube

ひげおやじとの雑談配信

ひろゆき×ひげおやじ雑談 前編 - YouTube

そして、Youtubeでのひろゆき氏のチャンネルの配信

【ひろゆき】予習とかいうのって無駄じゃないの? Chimay Bleueを呑みながら 2019/04/19 V03 - YouTube


その配信の中で語っている内容は、一見すると突拍子もないようなことを言っているように思えるが、よく考えると、論理的にはつながっていて、納得させられる面白い考えが多い。

そんなひろゆき氏の考え方をまとめた本が2017年ごろから出版されている。ひろゆき氏がYoutubeに残している動画を見れば、内容が分かるが、短時間でひろゆき氏の考えを理解したいなら、本を読むのがよいと思う。

2016年ごろからのひろゆき氏の配信と書籍を見てきた結果、ひろゆき氏のおすすめ本を以下にまとめてみた。

 

youtu.be

(↑なお、上の動画の50:20からひろゆき氏が話しているように、基本的にはインタビューされた内容を編集者がまとめるという形式で書籍を作っている。ひろゆき氏自身は、ビールを飲みながら配信した内容をまとめたものなので、お金を払って買うようなものではないといっている。)

 無敵の思考

無敵の思考 ――誰でもトクする人になれるコスパ最強のルール21

無敵の思考 ――誰でもトクする人になれるコスパ最強のルール21

 

 死ぬまでできるだけ楽しく生きるために、ちょっとでも考え方や生き方を変えて、楽しく暮らせるようになるためのルールを提示した本。

「はじめに」で考え方で人は“幸せ=無敵”になれることを示す。そして、生きていく上での自分の中のルール、マイルールの重要性を述べる。

それを基に、幸せになれる「考え方」のルール、「能力と仕事」のルール、「お金」のルールを述べていく。最後に、終章「二極化の未来に備えよう」では、スキルがない人の生存戦略や日本が「これから」どうなるかを述べる。

 

ポイントとしては、ルール(仮説)とロジック

自分が決めたルールに従って生きることが重要なのは、無駄な選択肢を減らしストレスを減らすことができるからである。日々の生活の中で情報を収集して選択するというのは、かなりエネルギーを要することである。ルールを決めておくことで、考えるべきことが限定され、迷いがなくなりストレスの少ない生活ができる。

ロジックは、自分だけのルール、マイルールを作るうえで重要になる。ロジックを駆使することで、少ない情報の中から「こういう考え方や見方をすると、こういう答えが出る」「これとこれをつなぎ合わせると、こういう情報になる」といった自分なりのルールを作り出していくことができる。また、この考え方を用いると、失敗したときにどのように修正すればよいか、理解しやすくなる。

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おすすめの章は、ルール4「モノづくり」をする、である。

消費者は一生幸せになれないのだ。お金を使うことと幸せになることをリンクさせると、幸せを感じ続けるためには、お金を使い続けなくてはならなくなる。その結果、お金が無限にある人を除いて、使えるお金には際限があるため、どこかで限界がきて不幸せになる。消費者の人生を抜け出すためには、自分が作り出した「遊び」が楽しめる人になればよい。絵を描けて幸せ、写真を撮れて幸せ、文章を書けて幸せだけでなく、日常の中で遊びを作り出し、それを楽しめるようになれば、お金をかけなくても幸せになれる。たとえば、この本では、散歩している途中で見かけた人が次にどうするか予測するクイズを楽しんだり、デパートに入った瞬間トイレがどこにあるか当てるクイズをやったり、日常の中に楽しみを見出す工夫をしている。そのクイズの中で、いかに少ない情報の中で、仮説を立てて検証する姿勢を楽しむことができる。

働き方無双

働き方 完全無双

働き方 完全無双

 

 沈みゆく日本で、あなただけが「無双」状態で働くには、どうすればいいのか、を述べた本。個人として、ワンチャンを狙いながら幸せを目指す。働き方にフォーカスして、一発逆転を目指す。「たまたまそこにいたから」というワンチャンを狙うためには、「業界選び」が重要になる。

働くうえで考えるべき、個人の「攻め方」と「守り方」の2つを示す。

第1章「攻め方を身につける」では、能力を上げるのではなく、「相対的に自分を有利にする方法」を提示する。しかし、技術の変化が速い現代においては、能力を単純に向上させただけでは、すぐにコモディティ化が進み、価値が失われてしまう。そこで、第2章では、「守り方」を示す。「守り方」とは、企業の論理に絡めとられるのではなく、「最悪、クビになっても大丈夫な状態」にしておくことである。ブラック企業から身を守る方法などを示す。第3章では、ネット時代になり、事業の寿命が短くなってきた現代における「企業の論理」を示す。「企業の成長と衰退」「できる人を伸ばす」などのポイントに注目して整理する。終章で、日本がこれから生き残っていく方法を提示する。

ポイントとしては、「何か常にやっておく」という姿勢が重要であること。何か新しいことが流行ったときは、とりあえず早めに手を出しておく。個人では、「新しいツール」や「ものづくり」をコツコツやっておく。

これは、成功するか否かは「たまたまそこにいたから」という要素が強い影響を与えるからだ。つまり、運要素が強い。「何が当たるか分からない」のだ。これは、『人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている』(ふろむだ)にある「運の運用」という考え方が参考になると思う。

人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている

人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている

 

 『人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている』では、成功するためには錯覚資産が必要であると述べている。そして、錯覚資産を手に入れるためには成功することが必要である。鶏が先か卵が先かの問題と同じジレンマになるのだが、このジレンマを解決するためには、様々なことに小さく賭けていくことが有効である。ハロー効果が得られそうな仕事や役割に手を挙げて、いろいろ挑戦してみる。チャレンジして成功するかは、誰にもわからない。「何が当たるかは分からない」のだ。運ゲームなのだから、成功するまで、沢山のチャレンジを積み重ねるしかない。そして、たまたま運ゲームに勝利し、成功を手にしたら、ハロー効果を手にすることができる。そのハロー効果を使ってよりよい環境を手に入れる。

これは、わらしべ長者」と同じである。小さなハロー効果が得られるまでチャレンジを積み重ねる。ひとたびハロー効果が得られたら、小さなハロー効果を利用して、もう少し大きなハロー効果を手に入れる。これを繰り返していき、大きなハロー効果を手に入れるのだ。この運ゲーは、「当たると、当たる確率が上がる運ゲー」なのだ。運ゲーであることを理解し、当たりが出たら大きく賭けることで、成功確率を高めていくプレーヤーが勝利する運ゲーなのだ。

沈みゆく日本で、あなただけが「無双」状態で働くには、どうすればいいのか。自分の人生は、自分で守る。人生は運ゲーであることを理解し、成功確率を高めていく戦略をとっていきながら生きていくことが重要であると思う。

 

ちなみに、配信でよく映画のことについて語っているが、この本の巻末には、ひろゆき氏のおすすめの映画がまとめられている。

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論破力

論破力 (朝日新書)

論破力 (朝日新書)

 

 議論とは、意見とその理由(根拠となる事実など)で構成され、論破することは、その意見付き理由の正しさを示すことである。たしかに、意見とその理由は、議論を構成する重要な要素ではあるが、論破するにはそれ以上に重要なことがある。それを、ひろゆき氏らしく、ゆるく説明した本である。

また、論破するだけでなく、論破する意味、論破した後のことも述べる。

例えば、第5章「ああ論破したい!!こんなときどうする!?ひろゆきのお悩み相談室」では、より具体的な日々の状況を想定してどうすべきかを考える。

例えば、「本題からはずれて、過去の話で攻撃してきた」「目上の人が事実と違うことで非難してきた」「自分だけに当たりが強い人がいる」など、ありがちな状況で、ひろゆき氏ならどうするかを述べている。

他にも、論破しても恨まれない方法、ウソつきを見抜く質問術、議論はエンタメであり、ゲームだと思え!などそれらの答えの背景にあるのは、「人生楽しく生きようぜ」というひろゆき氏の価値観がある。

以下がポイント。

議論を見ている人たちを説得せよ

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論破できるかどうかは、「説得力のある話し方」ができるかどうかにかかっている。

議論の勝敗を決めるのは、議論をしている人ではなく、

議論を見ている人であるからである。たとえば、会議では、社長や部長など決定権のある人が議論を見て、その人が納得すればよいのである。話している論理や事実がしっかりしていることだけでなく、論破する上で最も重要なことは、議論を見ている人たちが「こいつは正しいことを言っている」という印象を与えることなのである。

人の思考のパターンを見抜け

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説得するためには、議論を見ている人がどんな人かを理解すること。議論を見ている人が、どんな考え方のパターンを持った人で、どんなことに価値を感じる人かを見抜くことが、論破を判定する人を説得する上で重要である。

そのためには、その人との会話の中で、その人がどういう風に考えるかというモデルを作っていくことである。

論破するには、事実を語れ

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ひろゆきが意識している話し方として、「こういう事実があります」という事実ベースの話をしていることが多い。事実を覆すことはかなり難しいため、反論されにくいのだ。例えば、「白のカラスがいる」という事実を言ったときに、「カラスは全部黒だろ」と反論するのは難しい。なぜなら、白のカラスは存在するから。アルビノによって先天的に白いカラスの動画や画像を見せれば、論破である。

論破の先にあるものを考える

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人生がうまくいくことが一番重要なのであって、論破はあくまで、そのための手段に過ぎないことを意識しておく。その場で論破することで、「論破したい」という自分の感情は満たされるかもしれないが、それと引き換えに、失われるものもある。

たとえば、夫婦でけんかをしたときに、論破して正しいことをその場で言ったとしても、その場の自分の「論破したい」という感情は満たすことができるかもしれないが、その後、論破されたことを根に持たれて、ひどい目にあわされるかもしれない。

自分は自分、バカはバカ。

2019年4月現在、最新刊は、『自分は自分、バカはバカ。 他人に振り回されない一人勝ちメンタル術』である。

 この本は、「一人勝ちメンタル」を手に入れる、ひろゆき氏のテクニック22を紹介した本である。

内容としては、

はじめに 「自分は自分、バカはバカ」で、人生はうまくいく

序章 「自分だけがトクする」領域は広がり続けている

第1章 バカに振り回されない戦略的コミュニケーション術

第2章 厄介なヤツを味方につけるストレスフリーの仕事術

第3章 「他人の目」をスルーするスキル

第4章 自分の「資産価値」を上げるメンタル術

第5章 周りがどうなろうと「ノーダメージの個人」になれる

特別付録 ストレスフリーでいるために僕が「しないこと」リスト

 となっている。

 

目的として、「自分のメンタルをうまくコントロールし、気分良く日々の生活を送る」があり、そのために「自分の取扱説明書を作る」というのがポイントである。

 

「自分の取扱説明書を作る」という話は、第三章の「イヤなことを引きずらない「自分トリセツ」の作り方」で紹介されている。「自分の取扱説明書を作る」とは、あらかじめ自分の対処方法・ルールを決めておくのだ。

すべての出来事は「自分の思い通りになること」と「自分の思い通りにならないこと」に分けられる。イヤな気持ちになってしまうのは、自分の思い通りになると思っていたことが自分の思い通りにならずストレスを感じてしまうからである。「自分の思い通りになること」については自分の対処法を考えて、実行すればよい。やるべきことをやったのであれば、それ以外はどうしようもないと割り切ればよい。

一方、「自分の思い通りにならないこと」は、気にしても時間の無駄である。例えば、明日に雨が降るかどうかを思い通りにすることはできないし、気にしても仕方がない。雨が降った場合と降らなかった場合で、「自分の思い通りになること」の対処方法を考えればよいのである。

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この考え方は、『無敵の思考』でも言われていたことなので、内容としてはかぶっているので、今までひろゆき氏の本を読んでいなかった人が最初に読む本としては良いかなと思う。

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