ぺんぎん村での日々

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イチローの信念「積み重ねる」とウメハラの信念「勝ち続ける」

イチロー選手の引退会見の全編を見た。

その中で印象に残ったのが、「積み重ねる」という言葉だ。

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この言葉は、イチロー選手が、2004年にメジャーリーグの年間安打数の記録を破ったときのコメントでも使われている。

 

「小さいことを積み重ねるのが、とんでもないところへ行くただひとつの道だと思っています。」

 

「小さなことを積み重ねる」とは、どういうことなのか。

これを考えるヒントとして、世界一プロゲーマーといわれる梅原大吾さんの考え方が非常に近いものがあり、参考になると思う。

勝ち続ける意志力 (小学館101新書)

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 引退会見の中で、大きく関係するところを引用してみながら考えてみる。

変化すること

イチロー選手の生きざまで、ファンの方に伝えられたことや、伝わっていたらうれしいなと思うことはあるか?

 

「生きざまというのは僕にはよくわからないですけど、生き方というふうに考えるならば……先ほどもお話しましたけども、人より頑張ることなんてとてもできないんですよね。あくまでも、はかりは自分の中にある。それで自分なりにはかりを使いながら、自分の限界を見ながら、ちょっと越えていくということを繰り返していく。そうすると、いつの日からかこんな自分になっているんだ、という状態になって。だから少しずつの積み重ねが、それでしか自分を越えていけないと思うんですよね。一気に高みに行こうとすると、今の自分の状態とギャップがありすぎて、それは続けられないと僕は考えているので、地道に進むしかない。進むだけではないですね。後退もしながら、ある時は後退しかしない時期もあると思うので。でも、自分がやると決めたことを信じてやっていく。でもそれは正解とは限らないですよね。間違ったことを続けてしまっていることもあるんですけど、でもそうやって遠回りすることでしか、本当の自分に出会えないというか、そんな気がしているので。自分なりに重ねてきたことを、今日のゲーム後のファンの方の気持ちですよね、それを見たときに、ひょっとしたらそんなところを見ていただいていたのかなと。それは嬉しかったです。そうだとしたらすごく嬉しいし、そうじゃなくても嬉しいです、あれは」

 

 

基準は、あくまで自分の中にあり、自分の限界を見ながら、少しずつその限界を越えていく。一気に高みに行こうとすると、今の自分の状態とギャップがありすぎて、無理が生じる。そんなものは続かないし、遠回りすることもあるが地道に変化し続けるしかない。

 

この考え方は、梅原大吾さんも『勝ち続ける意思力 世界一プロ・ゲーマーの「仕事術」』で次のような主旨のこと語っている。

 

目的は、成長し続けることである。ゲームの場合、目標は大会の出場や勝利になるだろう。しかし、大会での勝利を目的にしてはいけない。毎日やるべきことが、結果に左右されてはないないのだ。毎日毎日、自分にできる範囲の精一杯を繰り返していく。単調になってしまいそうになる毎日だからこそ、自分を変化させることを怠らず、小さくてもその変化を心から楽しみ一日一日を味わい深くかみしめる。

 

梅原さんは、日々成長し続けるためには、大きな変化や成長を求めない。1日1日を丁寧にかみしめ、少しの変化や成長を意識すること。それを積み重ねていく。変化するときに重要なことは、変化することでよくなるかどうかまで考えないことである。

 

イチロー選手は、毎年、バッティングフォームを微妙に変えている。「これが完成形だ」のように考えずに、変化していく。多くの人は、実力がつけばつくほど自分のスタイルというものを確立してしまう。自分の得意な形にこだわり、縛られて、プレイの幅が狭くなる。その結果、壁にぶつかってしまう。

一方、イチロー選手は、変わり続けることを選んでいる。その変化によって後退することもあるが、それ以上に得られるものがあると考えるから、そうし続けたのだと思う。

結果を出し続けること

―最も我慢したものは何だった?

 

「難しい質問だなあ……。僕、我慢できない人なんですよ。我慢が苦手で楽なこと、楽なことを重ねているっていう感じなんですね。自分ができること、やりたいことを重ねているので、我慢の感覚はないんですけど、とにかく体を動かしたくてしょうがないので、体をこんなに動かしちゃだめだっていって、体を動かすことを我慢することはたくさんありました。それ以外はなるべくストレスがないような、自分にとってですね、ストレスがないように考えて行動してきたつもりなので。家では妻が料理をいろいろ考えて作ってくれますけど、これロードに出るとなんでもいいわけですよね。無茶苦茶ですよ、ロードの食生活なんて。だから我慢できないから、結局そういうことになってしまうんですけど、そんな感じなんですね。今、聞かれたような趣旨の我慢は思い当たらないですね。おかしなこと言ってます、僕?」

 

 

無理な変化や成長をしないということをイチロー選手は語っている。同様に、梅原さんも、同様のことを説いている。それは、継続的に成長することの重要性を意識しているからだと思う。

梅原さんは、ただ「勝つ」のでなく、「勝ち続ける」ことに主眼を置く。「勝つ」ことに執着している人間は、「勝ち続ける」ことができない。「勝つ」という「結果を出すこと」と、「勝ち続ける」という「結果を出し続けること」は、根本的に性質が違うものである。無理が生じては、結果を継続的に出すことはできない。

「積み重ねる」と「勝ち続ける」

プロ野球選手になるという夢を叶えて成功してきて、今何を得たと思うか?

 

「成功かどうかってよく分からないですよね。じゃあどこからが成功で、そうじゃないのかというのは、全く僕には判断できない。成功という言葉がだから僕は嫌いなんですけど……メジャーリーグに挑戦する、どの世界でもそうですね、新しい世界に挑戦するということは大変な勇気だと思うんですけど、でもここはあえて成功と表現しますけど、成功すると思うからやってみたい、それができないと思うから行かないという判断基準では後悔を生むだろうなと思います。やりたいならやってみればいい。できると思うから挑戦するのではなくて、やりたいと思えば挑戦すればいい。そのときにどんな結果が出ようとも後悔はないと思うんです。じゃあ自分なりの成功を勝ち取ったときに、達成感があるのかといったらそれも僕には疑問なので。基本的にはやりたいと思ったことに向かっていきたいですよね。

  で、何を得たか……まぁ、こんなものかなあという感覚ですかねぇ。それは200本もっと打ちたかったし、できると思ったし、1年目にチームは116勝して、その次の2年間も93勝して、勝つのってそんなに難しいことじゃないなってその3年は思っていたんですけど、大変なことです。勝利するのは。この感覚を得たことは大きいかもしれないですね」

 

―これまで膨大な時間を野球に費やしてきたが、これからその時間とどう付き合っていくか?

 

「ちょっと今はわからないですねぇ。でも多分、明日もトレーニングはしてますよ。それは変わらないですよ、僕じっとしていられないから。それは動き回ってるでしょうね。だから、ゆっくりしたいとか全然ないんですよ。全然ないです。だから動き回ってます」

 

 

イチロー選手の「積み重ねる」と梅原さんの「勝ち続ける」は根本的には同じことを述べているのだと思う。

自分がやりたいことをやる。基準は、あくまで自分の中にあり、自分の限界を見ながら、毎日毎日、自分にできる範囲の精一杯を繰り返していく。そうすることで、少しずつ自分の限界を越えていく。一気に高みに行こうとすると、今の自分の状態とギャップがありすぎて、無理が生じる。そんなものは続かないし、遠回りすることもあるが地道に変化し続けるしかない。その変化の先にしか、到達できないものがある。

 

イチロー 262のメッセージ

イチロー 262のメッセージ

 

 



瞑想初心者が瞑想を7週間続けた結果「瞑想すれば何かが変わるわけではない」

2019年1月13日に開始した瞑想。2019年3月2日現在まで継続できている。今日で7週間連続して瞑想を続けることができた。ここで、瞑想のやり方、効果などを振り返ってみる。

どのようにやったか

スマホアプリを利用して、瞑想を行った。アプリを利用することで、瞑想の記録が、自動的に記録される。

初めの1週間で使っていたアプリは、メントレ(メンタルトレーニング)
メンタリストDaiGo監修 〜心を強くするトレーニング。

しかし、瞑想後の広告が気になったため、もっとシンプルなアプリ「Medativo」に変えて瞑想を行った。

play.google.com

このアプリは、シンプルで非常に使いやすい。自分が瞑想した結果も見やすくグラフ化される点がよい。

結果

瞑想を行った結果は以下の通り。

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49日で合計518分間瞑想した。

最初はかなり瞑想しようと意識しないと、スタートが切れなかったが、3週目に入ったあたりから、瞑想をすることに対する障壁がだいぶ小さくなったと思う。習慣化できた大きな要因として、起きてすぐに瞑想をする習慣をつけたことが大きいと思う。

 

次にどうするか

「瞑想すれば何かが変わるわけではない」

以前に読んだ『最高の体調』に読んだ時はピンと来なかったが、瞑想を続けた後に読んで、理解できた。

 

そもそも瞑想は、ブッタが示した悟りに行きつくまでの手段といえる。
人間の欲望も自己もすべてはフィクションだと捉え、その事実に気づくこと。
そのためには、瞑想を使った自己観察が効果的だと示した。

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そのロードマップとしては、
1.呼吸のような特定の対象に意識を向ける瞑想繰り返して集中力を上げる
2.その集中力を使って自分の内面をひたすら観察し続け、自分の思考と感情の変化にリアルタイムで気づく作業をひたすら続ける
4.その結果自分の内面の移り変わりを観察するうちに、「いかなる現象もフィクションに過ぎない」という確信が生まれ悟りが達成される
というものである。


このロードマップが正しいかどうかは不明ではあるが、「自己観察」のメリットは現時点で認められている。1970年代にマサチューセッツ大学のJon Kabat-Zinn教授が、従来の心理療法に座禅の要素を組み込み、マインドフルネス瞑想を提案した。

 

ここで注意したいのは、マインドフルネスは、瞑想とイコールではない。瞑想はマインドフルネスを向上させるためのひとつの手段に過ぎない。事実、マインドフルネスを使った心理療法でも、初期の段階では、「自己観察とはどのようなものか?」を体験してもらうのだ。重要なのは、瞑想のトレーニングで得た、マインドフルネスの感覚を日常生活でも保って生きることである。

 

では、マインドフルとはどのような感覚のことを指しているのか。その問いには、マインドフルネスを測る指標としてはもっとも多く使用されているMAAS(mindful Attention Awareness Scale)が手掛かりになる。MAASは、「その時の感情に後になってから気づくことがある」、「今の状況に集中できないと思うことがある」など15個の質問に1~6点で回答するものである。この質問が問うていることは、「その時の感情を自覚している」「今の状況に集中できる」「常に自覚的に作業している」といった日常的な意識の在り方なのである。

 

つまり、日々の生活の一つ一つの状況がマインドフルネスのトレーニングの場になりえるということだ。例えば、食事を考えてみる。一つ一つの動作に集中して、香りや味に感覚を研ぎ澄ましてみる。そして自分がどのような感情を持ったかを観察してみる。それだけでも、マインドフルに生きる感覚が成長するはずだ。

これからは特に、瞑想のトレーニングで得た、マインドフルネスの感覚を日常生活でも保って生きることを意識していきたい。

最高の体調 ~進化医学のアプローチで、過去最高のコンディションを実現する方法~ (ACTIVE HEALTH 001)
 

 

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