ぺんぎん村での日々

イラスト・写真・ゲームを中心とした日々

「なつかしさ」とは何か? 写真で振り返る【2016夏】

今週のお題特別編「はてなブログ フォトコンテスト 2016夏」

 

夏の終わりを感じると、なんだか切ないですよね…。

 

どこからか聞こえる風鈴の音…
ヒグラシの鳴き声(ヒグラシって初夏のセミらしいですが…)…
夕立による雨のにおい…
沈みゆく夕日…
終わらない夏休みの宿題…。

 

それらに対する「なつかしい」という感情。
この感情ってどこから生まれているのでしょう。

 

 

今年の夏を写真とともに、「なつかしさ」とは何かを考えてみます。

 

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電車からの風景。

夏の田園風景を見ていると、無性に切なくなるんですよね…。

 

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夏といえば、セミ!

子供のころは、昆虫採集にハマってましたね…。

 

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夏の鳴き声。

 

あ! やせいの
ストライクが とびだしてきた!

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夏の抜け殻。

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空を見上げると…。

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夏雲。入道雲。

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少し休憩…。

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メダカも暑そう。

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蚊取り線香のにおいがする…。

夏のにおい。

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夕暮れが近づいてきた。

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入道雲も、夕焼け色に。

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空が夕焼け色に染まっていって

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夏の終わりを感じさせる…。

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すでに今夏に対して、なつかしさを感じてしまっています。

 

「なつかしさ」について、哲学者の西研さんは『哲学の練習問題』で、次のように語っています。

たくさんのレポートを読むと、人間はおもしろい動物だとあらためて思う。おそらく動物にはなつかしむことはできない。人間だけが未来に向かって前向きに生きようとし、また、過去をなつかしむという仕方で自らの生をふりかえる。過去のある時期の生き生きとした“生命感覚”を思い出してそれに憧れるのだ。だが、そのとき、二つの仕方があるように思う。

 

一つは、あまりにも過去が輝かしくて、そこに戻れない悲しみや悲痛さがきわだってくる場合。とくに現在の生が充足できないときに、そうなりやすいかもしれない。もう一つは、楽しかった過去を自分の生の大切な一コマとして受け入れ、そうすることで、自分の生ぜんたいを肯定する場合。「こんな楽しいことがあったんだ、ぼくの人生はなかなかよかったんだなあ」と思う。このようにして、しばしば人は、なつかしみながら、自分を癒しているのかもしれない。

 

哲学の練習問題 (河出文庫)

哲学の練習問題 (河出文庫)

 

 

夏の終わりに感じる物悲しさって、夏の季節が楽しく、そこに戻れない悲しみや悲痛さがきわだってくる場合に近いのかもしれないですね。夏の暑さに元気がなくなり、秋の気配を感じるとき、夏の終わりを感じ、あの夏に二度と戻れないと、ふと感じてしまう…。
それに加えて、子供のころに夏に感じていた、あのワクワク感を二度と取り戻せないという感覚があるのかもしれません。

 


夏の終わりを感じさせる歌としては、
夏陰」(スガシカオ)が一番好き。

2005年の熱闘甲子園のテーマソングでもあるこの曲。


「夕暮れを抜けていく風は 秋のにおいを含んでいる
ずっと今日と同じ日々が 願わなくても 続くと思ってた…」

 

何事にも、いつかは終わってしまう…。

だからこそ、今という一コマ一コマだけに集中して生きていき、

振り返ったときに自分の生の大切な一コマとして受け入れられるようにすること。

それが大切なんだと感じた、2016年の夏の終わり。

 

 

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