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ぺんぎん村での日々

イラスト・写真・ゲームを中心とした日々

東大二次試験の日に受験生でない私が試験会場に潜入した話

はじめに

本日2017年2月25日、そして明日2月26日は、
東京大学の二次試験の日である。

 

東京大学の二次試験は、
基本的には、
文系が駒場キャンパス、
理系が本郷キャンパス
(理科3類は本郷キャンパスの隣の弥生キャンパス)
で行われる。

こんな感じ。(本郷キャンパス

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弥生キャンパス

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受験生は自分のベストを尽くせば、
結果がどうであれ、自分が納得できるはず。
試験でベストを尽くせるように、
試験当日の流れを把握しておき、
余計なことを考えないようにすることが重要である。

しかし、試験の日には、
基本的には受験生しか入れないので、
受験当日に試験会場がどうなっているのか、
という情報についてはなかなか知るのが難しい。

そこで、今回、
試験会場に潜入し、その状況を報告することで、
東京大学の二次試験当日の雰囲気や試験会場が一体どういう感じなのか
などのイメージをつかんでもらえれば幸いである。

 

 

入場

受験生の入場は朝8時からになる。

 

私は朝7時頃に本郷キャンパスに向かったが、
正門前にすでに予備校関係者などが列をなしていた
この時間には受験生はさすがにいないようだった。

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受験生が集まっている時間に正門にいることが出来なかったが、
私が受験生だったころの話などを基にその様子を書いてみる。

 

正門は、東大の運動部、応援部、報道関係者、予備校関係者などが大勢集まり、
東大入試のお祭り感が出ている。


しかし、例年多くの受験生が正門から入場するため、
入場するのにかなりの時間を要し、なかなか大変である。


私が数年前に受験した際には、
赤門から正門まで受験生の列ができていたそうだ。
この列には、当然ながら受験生のみしか並ぶことができないので、
親など受験生を見送る方は駅などで見送った方が無難かもしれない。

 

一方、正門から離れた、キャンパスの端に龍岡門という門がある。

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龍岡門は本郷キャンパスで唯一24時間開放されている門で、
深夜実験終わりに帰るとき、早朝キャンパスに入るとき
などによくお世話になる門である。

この龍岡門は、入試当日も入場門のひとつとなっている。

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私が受験生だったときは、龍岡門から入場したが、
こちらは正門とは異なり、人が圧倒的に少ない。
私の記憶では、そもそも列ができていなかったと思う。 

 

したがって、入場に時間をかけたくない受験生は、
龍岡門からの入場をおすすめする。

 

 

試験中のキャンパス内の様子

東京大学の試験は以下のスケジュールで行われる。

 

2017年2月25日(土)

文類
国語 9:30~12:00 (150分)
数学 14:00~15:40 (100分)

理類
国語 9:30~11:10 (100分)
数学 14:00~16:30 (150分)


2017年2月26日(日)

文類
地理歴史 9:30~12:00 (150分)
外国語 14:00~16:00 (120分)

理類
理科 9:30~12:00 (150分)
外国語 14:00~16:00 (120分)

 


さて、試験中のキャンパス内の様子だが、
人がいない


受験生は試験をしているので、当然いない。

そして、そもそも2月下旬という時期は、
修士論文卒業論文などの発表も終わり、
キャンパスに来る在学生が少ない。

ということで、人がいない
人がいない中、キャンパス内を散歩することにした。

 

試験会場。

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これは工学部2号館。
改修工事を終えており、
本郷キャンパス内では、比較的きれいな建物である。
ここで試験を受けることができた人はちょっとうらやましい。

 

医学部入試会場。

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医学部入試会場だが、受験生は医学部を受験するわけではない。

医学部にあたる理科3類の受験生は、

この本郷キャンパスの隣(東大前駅からすぐ)のところにある

弥生キャンパスで試験を受けている。

 

ほかの受験会場の様子。

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安田講堂

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人がいない。

きれいな写真を撮ることが出来る数少ないチャンスだったように思う。

 

安田講堂前には臨時トイレが設置されていた。

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トイレは混みがちなので、いけるときに行った方が無難。

 

三四郎池の様子。

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 水位が下がっていてどことなく寂しい。

 

 

赤門の様子も見に行った。

それにしても人が少ない。

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赤門到着。

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赤門は、入場門にはなっていないので注意。

ただし、試験開始前の入場に関して入場できないだけで、

昼休みには赤門から出入りできる。

 

 

試験後の様子

試験用紙の回収、整理、確認などで、
試験終了後、約20分待たされることになる。 

 

例えば、本郷キャンパスは理系の受験生が受けているので、

それに合わせて書くと、
9時30分に一つ目の試験である国語の試験が開始。
11時10分に試験が終わるのだが、
11時30分まで試験会場から出ることが出来ない。

 

この20分は結構ヒマである。
何もすることが出来ないので、ひたすら待つのみである。

 

 

昼休みおよび昼食

試験と試験との間の休み時間が長いことも

二次試験の特徴である。

 

特に試験初日の理系は、
国語が11時10分に終わり、
次の試験である数学が始まるのが、
14時なのである。


つまり、2時間50分もの時間が休み時間になる。
(試験終了後20分は拘束され、
試験開始前には着席していないといけないので、
完全に自由な休み時間は2時間20分くらい)

 

この休み時間に何をするのか、
事前に決めておかないと、
ヒマを持て余す。
やることは事前に決めておこう。

 

昼食をどのようにとるか。
次の試験に備えてしっかり休むのか。
次の試験科目の最終確認をするのか。
など、決めておいた方が絶対によい。


まずやることは、昼食をとることだろう。
昼休みに昼食をとる場合、
食堂は開いていないので注意が必要である。

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キャンパス内で何かを買った食べたい場合は、
中央食堂の隣にある大学生協は開いているので、
そこで昼食を買うこともできる。

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また、その近くにあるローソンでも昼食を買うことが出来る。

 

 

キャンパス外で昼食をとる場合は、
受験票を持っていけば、キャンパス外にも出ることが出来る。

キャンパス外でのランチのおすすめは、
・食堂もり川(定食屋)
・美味しい屋(中華料理)
・一番餃子(中華料理)
などである。

これらの店は、正門から近いこと、
値段と量もよいこと、
などから、東大生もよく使っている店である。

昼休みに何もすることがなく、暇なのであれば、
こういう店に行って昼食をとってみるのもよいかもしれない。

 

さて、実際の昼休みの様子だが、こんな感じ。

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進学校の受験生っぽいは、
友達と話し込んでいる様子の人が多い印象だった。

 

 

1日目の終わりとその後

 

昼休みが終わり、

数学の試験が始まる。

数学の試験が終わると、

国語同様、20分間待たされることになる。

それが終われば、一日目の試験は終了である。

 

二日目も微妙にスケジュールが違うだけで、

基本は同じである。

 

受験生は今の自分にできることに集中して、

ベストを尽くすのみ。

結果はおのずとついてくるはず。

 

以上、
東大二次試験の日に受験生でない私が試験会場に潜入した話
でした。

 

まとめ

・試験でベストを尽くせるよう、試験当日の流れを把握しておく

・入場は正門でなく、裏門(龍岡門)から入る

・試験終了後は約20分待たされてヒマ

・昼休みに何をするか決めておく

 

 

 

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今年の目標を立てた人へ  ―「早すぎる最適化」を避けよう―

 

あけましておめでとうございます。

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新しい年になり、今年の目標を立てる人も多いと思います。

「今年こそは10kg痩せる」とか
「毎週1冊本を読む」とか
「次のTOEICテストで〇〇点以上取る」などなど。

 

ここで、目標を立てる上で重要なこととは何でしょうか。
「いつまでに何をどれだけどうするのか、定量化できるようにする」
たしかに、これは重要です。
期限と定量的な目標があるからこそ、
取るべき具体的な行動が明確になるからです。

 

しかし、これよりも私が目標を立てる上で最も重要だと思うのは、
「長期にわたる目標を立てない方がよい」
ということです。

 

これから先の1年間を見通して、
精度良い目標を立てられる人なんて
あまりいないんじゃないんだろうかと思います。

 

なぜなら、目標を達成していく過程で、
自分を取り巻く環境、そして自分自身も変化していくからです。

 

1年前の自分が今の自分を取り巻く環境を
どれだけ正確に予測できるでしょう。
また変化する環境の中で、
いままで知らなかったことを知り、
自分は成長していき、考え方も変わっていくだろうし。

 

また、目標達成のモチベーション維持のためにも、
一ヶ月から長くて三ヶ月ぐらいで達成できるものがちょうどよいように思えます。

 

長期にわたる目標に関連して、
米国のLispプログラマーでエッセイスの
ポール・グレアム(Paul Graham)が、
ある高校の講演依頼を受けて準備したエッセイ
『知っておきたかったこと--- What You'll Wish You'd Known』
が非常に示唆に富んでいると思います。

What You'll Wish You'd Known

ちなみに、その高校のお偉いさん方が反対して、
結局ポール・グレアムの講演はキャンセルされたそうです。

 

 

今決して学ぶことが出来ない仕事っていうのもある。 今はまだ誰もやっていないような仕事だ。ぼくがこれまでの10年間でやってきた 仕事のほとんどは、ぼくが高校生の時には存在していなかった。 世界はどんどん変化しているし、変化のスピードも速くなってる。 こんな世界では、決まった計画を持つことはあまりうまくない。

 

それでも毎年5月になると、全国津々浦々の卒業式で決まりきった演説が 聞かれることになる。テーマはこうだ。「夢をあきらめるな。」 ぼくはその真意を知っているけれど、この表現は良いものじゃない。 だって、早いうちに計画を立ててそれに縛られることを暗示しているからね。 コンピュータの世界では、これに名前までついている。 「早すぎる最適化」というんだ。別の言葉で言い替えると「大失敗」ということだ。

 

 

この問題の解法は、反対側からやってみることだ。 ゴールを最初に決めてそこから逆算するんじゃなく、 より良さそうな状況に向けて少しづつ前に進んでゆくんだ。 成功した人の多くは実際にはそうやって成功したんだ

 

卒業演説方式では、きみはまず20年後にどうなりたいかを決めて、 次にそこに至るには今何をすればいい、と考える。 ぼくが提案するのは逆に、将来のことは一切決めないでおいて、 今ある選択肢を見て、良さそうな選択肢がより増えるものを選ぶってことだ。

 

時間を無駄にしてない限り、実際に何をするかってことはあまり問題じゃない。 面白いと思えて、選択肢が増えるものなら何でもいい。増えた選択肢のどれを 選ぶかなんて後で考えればいいんだ。

 

 

あまりに長期的な目標を立てると、その目標に縛られて、
そのときやるべきことに集中できなくなるということでしょう。
「早すぎる最適化」については
YAGNI(ヤグニ)という考え方につながるものがあると思います。

 

"You ain't gonna need it"、縮めてYAGNIとは、

機能は実際に必要となるまでは追加しないのがよいとする、

エクストリーム・プログラミングにおける原則である。

 

YAGNI原則を提唱する人々は、その理由として以下を挙げている。

 

後で使うだろうという予測の元に作ったものは、実際には10%程度しか使われない。したがって、それに費やした時間の90%は無駄になる。

 

余計な機能があると、仕事が遅くなり、リソースを浪費する。


予期しない変更に対しては、設計を単純にすることが備えとなる。そして、必要以上の機能を追加すると、設計が複雑になってしまう。

 

人生の時間は、貴重である。したがって、人間の能力は、ただコードを書くためではなく、現実の問題に集中するために使うべきである。

YAGNI - Wikipedia

 

 

 

「ゴールを最初に決めてそこから逆算するんじゃなく、
より良さそうな状況に向けて少しづつ前に進んでゆくんだ。」
とあるように、

長期的な目標を立ててそこから逆算して
今やるべきことを考えるのではなく、
今取りうる選択肢の中から
「良さそうな選択肢がより増えるものを選ぶ」べきであり、

「時間を無駄にしてない限り、実際に何をするかってことはあまり問題じゃない。
面白いと思えて、選択肢が増えるものなら何でもいい」
のです。

 

 

それはやはり初めに考えたように
日々、自分は成長していき、
考え方も変わっていくからです。

 

今その時点で自分が面白いと思える選択肢を選ぶこと。

 

これは、自分が満足できるのは未来ではなく、
今この瞬間だけであるからでしょう。

 

その一方で、良さそうな選択肢がより増えるものを選ぶこと。


今の自分では想像できない未来の自分が
面白いと思える選択肢を残すことが出来るからでしょう。


最後に、具体的に今、何を、どうするかについても述べています。

 

今、何を、どうやってすればいいかって?

まず興味の持てるプロジェクトを選ぶことだ。

ある分量の資料を研究するとか、 何かを作ってみるとか、何かの問題の答えを見つけてみるとか。

ひと月以内で終わらせられるようなプロジェクトがいい。

そして、ちゃんと終わらせられる手段があるようなものにする

少しは頑張らなくちゃならないようなものがいいけれど、ほんとうに少しだけでいい。 特に最初はね。

もし二つのプロジェクトのどっちを選ぶか迷ったら、 面白そうな方を選ぼう。失敗したら、もう一方を始めればいいんだ。

これを繰り返す。

そうすると次第に、ちょうど内燃機関みたいに、 このプロセスが自分で走り出すようになる。

一つのプロジェクトが次のプロジェクトを生み出すようになるんだ。

 

プロジェクトが君の将来目指すものにあまり関係なさそうだったとしても、 心配することはない。

目指すものに到達する道っていうのは、君が思うより ずっと大きく曲がりくねるものなんだ。

プロジェクトをやることで、道は伸びてゆくんだ。

一番大事なのは、わくわくして取り組むことだ。

そうすれば経験から学ぶことができるからだ。

 


具体的に今、何を、どうするかについて
まとめると

・今の自分が面白いと思うプロジェクトをすること
・ひと月ぐらいで終わらせられるようなプロジェクトがよい
・終わらせられる手段があるものにする
・少し頑張れば達成できそうなプロジェクトがよい

となります。

 

 

一つ目のプロジェクトが終わったころには、
次のプロジェクトを未来の自分が
そのときで面白いと思えるプロジェクトを
思いついてくれるでしょう。



 


『知っておきたかったこと--- What You'll Wish You'd Known』について

What You'll Wish You'd Known

Paul Graham, January 2005
Copyright 2005 by Paul Graham.


これは、Paul Graham:What You'll Wish You'd Known を、原著者の許可を得て翻訳・公開するものです。

<版権表示>
本和訳テキストの複製、変更、再配布は、この版権表示を残す限り、自由に行って結構です。
(「この版権表示」には上の文も含まれます。すなわち、再配布を禁止してはいけません)。
Copyright 2005 by Paul Graham
原文: http://www.paulgraham.com/hs.html
日本語訳:Shiro Kawai (shiro @ acm.org)
<版権表示終り>

Paul Graham氏のエッセイをまとめた『ハッカーと画家』の 邦訳版が出版されました。
出版社の案内ページ Amazon.co.jp サポートページ

2005/01/22 翻訳公開
2005/01/24 水落毅様より誤記の訂正を反映

 

 

 

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